2017年9月19日火曜日

「暗号解読」を読みました。

「暗号解読」を読みました。
というか一度ブログを書いたのですが、データが消えてしまって、もう一回書き直す元気がないです。

なので覚えてることを復習がてらに残します。

この本には暗号の歴史が、紀元前から現代(2000年)あたりまでずらーーーっと書かれています。
これを読んだら暗号の歴史/流れがざっくりと身につくと思います(暗号初心者なので信憑性はありません笑)。
暗号作成者が新しい暗号を作っては、暗号解読者が解読するということを何度も何度も繰り返されてきたんだなーというのが分かります。

あと公開鍵暗号方式ってすごいんだな〜って思いました(かるい(笑))。
それまでの暗号は暗号化の手順を反対にたどれば復号化ができるというもの。
なので、暗号化の方法を予想できれば、復号化が可能です。
(例えば、「Hello」をアルファベット順に一つ後ろにずらして「Ifmmp」とか。
暗号化の方法さえわかれば、アルファベット順に一つ前にずらして復号化できます。かなり初期の暗号はこんな感じだったみたいです。)

ただ、公開鍵暗号方式は別。
復号化の方法が分かっても復号化できないのが公開鍵暗号方式。(秘密鍵がバレたら終わりですが)
公開鍵を利用して誰でも暗号化はできるけど、複合化に必要な秘密鍵は受信者にしか分からない。
一方向関数の特性を利用して、公開鍵と秘密鍵をつくるっていう発想もこれまでになかったものだった。
鍵の長さを十分大きくすることで復号化は実質不可能になる(復号化の方法は分かっても、計算に何100年、何1000年とかかるので時間的に無理)。

ただこれも量子コンピュータができたら解かれるかもって言われてるみたい。なのでそれでも解かれない暗号ができた。
量子暗号とよばれ、すでに実現してるみたい。通信距離が短くなったり問題はあるみたいですが。
(この前中国で長距離の量子通信に成功したんでしたっけ?あれ?)
ホワイトハウスとペンタゴンは量子通信でつながってるとかないとか(笑)

まあ、暗号技術って戦争の分野ですごい重要な技術で、研究はされてても世の中にでるのはずっと後になるみたいなので(すくなくともこれまでは)、
量子暗号もどっかの国で実用化されてたり(笑)

最後にこの本を読んで思ったのは、基礎って大事なんだな〜ということ。
殆どの技術は基礎技術の積み重ねの上にできていて、
基礎技術を熟知した人が少しずつその技術を改良して進化させてきたんだなあということ。
それでたまに公開鍵暗号のような次元の違う?ものがうまれるんだなーと。

おわり

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